
THE ART OF PATRICK GALLOIS, 3
Modern Flute Sonatas
パトリック・ガロワの芸術・3
近代フルート・ソナタ集
1. Bohuslav Martinů (1890-1959): Sonate 2. Paul Hindemith (1895-1963): Sonate 3. Francis Poulenc (1899-1963): Sonate 4. Sergei Prokofiev (1891-1953): Sonata in D major, Op. 94
Patrick Gallois, flute Kazunori Seo, piano
Recorded on 18-20 May 2022The Grand Auditorium, Mie Centre for the Arts, Tsu, Japan
Producer: Kazunori Seo Recording engineer: Kotaro Yamanaka (Rec-Lab) Piano tuner: Yasuo Matsumoto Piano: Steinway D, Hamburg, No. 527825
1. ボフスラフ・マルティヌー (1890-1959):ソナタ 2. パウル・ヒンデミット (1895-1963):ソナタ 3. フランシス・プーランク (1899-1963):ソナタ 4. セルゲイ・プロコフィエフ (1891-1953):ソナタ ニ長調 Op. 94
パトリック・ガロワ (フルート) 瀬尾 和紀 (ピアノ)
2022年5月18~20日三重県総合文化センター大ホールにて収録
プロデューサー:瀬尾 和紀 レコーディング・エンジニア:山中 耕太郎 (Rec-Lab) ピアノ調律:松本 安生 使用ピアノ:ハンブルク製スタインウェイ D, No. 527825
Release Date: 20 October 2023 Barcode: 4589538692445 Label: Virtus Classics, VTS-024 Media: CD-AUDIO & Streaming Recording format: DXD 24bit / 352.8kHz
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巨匠ガロワが誘う 魂宿る美しき世界 丁寧に折り重ねられた何層もの立体的なピアノに心地の良いフルートの風がひゅうと吹く。それは湿り気を帯びていたり、草木がざわめく様であったり、疾風怒涛の様でもあるのだが、これらは全てを包む深い愛に満ちた音楽そのものである。 本作に収められた名曲を偉大なピアニストたちと幾度となく演奏してきた巨匠ガロワが、今、改めて録音という形で世に残したいと願ったのは、他でも無い、同じスケールと価値観で音楽を共有できる愛弟子の瀬尾和紀の存在だろう。 常に感度を高く持ち、知識を刷新し、変化する事を少しも恐れない彼らのこの記録は、新解釈などと言うものではなく、構築された歴史そのものなのだ。 (寺田 愛 フルーティスト) フルートのレパートリーは、とりわけソナタのジャンルにおいて豊富であり、このCDには、20世記半ばを特徴づける最も美しい緩徐楽章を持ったソナタが収められています。これらの4つの緩徐楽章は、ある種の水平性、純粋さ、率直さ、深遠さ、そして今この瞬間の探究という点で通底しています。これらの作品に取り組むにあたり、瀬尾和紀氏と私は、主にオリジナルのラインの再構築、そして作品のテクストを明確にするために、様々な音楽的なレイヤーを際立たせる事に重点を置きました。また、フレーズのみならず、フルートとピアノの2つのパート間に存在する細かいニュアンスにも注意を払いました。 このCDが、何度も聴き返されるであろう事を念頭に置き、聴く度にその楽章の新たな角度や側面が浮き彫りになるようにと私たちは考察を重ねてきたのです。 (パトリック・ガロワのコメントより)