Igor STRAVINSKY (1882-1971) | ||
イーゴリ・ストラヴィンスキー (1882-1971) | ||
1-4 | 4 Études, Op. 7 (1908) | |
4つの練習曲 Op. 7 | ||
Karol SZYMANOWSKI (1882-1937) | ||
カロル・シマノフスキ (1882-1937) | ||
5-16 | 12 Études, Op. 33 (1916) | |
12の練習曲 Op. 33 | ||
Sergei RACHMANINOFF (1873-1943) | ||
セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) | ||
17-25 | Études-tableaux, Op. 39 (1916-17) | |
絵画的練習曲集 Op. 39 |
Recording : 16-18 February 2021, The Grand Auditorium, Mie Centre for the Arts, Tsu, Japan2021年2月16~18日、三重県総合文化センター大ホール Recording engineer : Kotaro Yamanaka / 山中耕太郎 (Rec-Lab) Piano : Steinway D, No.527825, tuned by Yasuo Matsumoto / 松本安生
山田剛史さんの演奏は聴き手の心を自由にしてくれる。 それは、人間にとって真の自由とは何か、本当の豊かさとは何かを、透徹したまなざしで問いかけてもくるのだ。 廻由美子(ピアニスト) 世界各地で芸術的想像力が花開いた1910年前後。この時期に書かれた3人の作曲家による「エチュード=練習曲」を収録した1枚。 冒頭に置かれたのは、1908年、若きストラヴィンスキーによる熱気と興奮が伝わる《4つの練習曲 Op. 7》。そして1916年にシマノフスキが自らの音楽語法のショーケースとして書いた《12の練習曲 Op. 33》。最後に1916-17年に書かれたラフマニノフの磨きのかかったピアニズムが駆使された《絵画的練習曲集 Op. 39》。 いずれの曲集も演奏家の指や技術の「練習」のために存在するのではなく、作曲家が、新しい音響、書法、発想を生み出すための「源泉」と捉える山田剛史の演奏は、各々の曲集の特徴を際立たせながらも純粋に音を紡いでいくという真摯なもの。各々の作曲家たちの想いを秘めた技巧的で複雑な総譜を、山田は丁寧に読み解き、充実した音楽へと練り上げていきます。山田の個性溢れるイマジネーション豊かな表現が聴き手の耳を魅了します。(NAXOS JAPAN) 1910年前後、豊かな色彩と濃密な手触りに彩られた時代に生まれた練習曲の傑作。ストラヴィンスキー、シマノフスキ、ラフマニノフ、それぞれの作曲家が“音そのもので”編み上げた、新しい音響、書法、発想の源泉を、妥協のないピアニズムで描きます。