Camille SAINT-SAËNS (1835-1921) | ||
カミーユ・サン=サーンス (1835-1921) | ||
1 | Fantaisie, Op. 124 | |
幻想曲 Op. 124 | ||
Gabriel FAURÉ (1845-1924) | ||
ガブリエル・フォーレ (1845-1924) | ||
2 | Vocalise-étude (Pièce) | |
ヴォカリーズ・エチュード(小品) | ||
3 | Après un rêve - extrait de « Trois mélodies, Op. 7 » | |
夢のあとに ~3つの歌曲 Op. 7より 第1曲 | ||
4 | Berceuse, Op. 16 | |
子守歌 Op. 16 | ||
5 | Sicilienne, Op. 78 | |
シシリエンヌ Op. 78 | ||
6 | Morceau de concours | |
コンクール用小品 | ||
Érik SATIE (1866-1925) / arr. Toru TAKEMITSU | ||
エリック・サティ (1866-1925) / 武満徹編曲 | ||
7 | Le fils des étoiles - Prélude du 1er Acte : « La vocation » | |
星たちの息子~第1幕への前奏曲 「天職」 | ||
Claude DEBUSSY (1862-1918) | ||
クロード・ドビュッシー (1862-1918) | ||
8 | En bateau - extrait de « Petite suite » | |
小舟にて ~小組曲より 第1曲 | ||
Maurice RAVEL (1875-1937) | ||
モーリス・ラヴェル (1875-1937) | ||
9 | Vocalise-étude en forme de habanera | |
ハバネラ形式の小品(ヴォカリーズ・エチュード) | ||
10 | Kaddisch - extrait de « Deux mélodies hébraiques » | |
カディッシュ ~2つのヘブライの歌より 第1曲 | ||
Jacques IBERT (1890-1962) | ||
ジャック・イベール (1890-1962) | ||
11 | Entr'acte | |
間奏曲 | ||
Joseph CANTELOUBE (1879-1957) / arr. Fabrice PIERRE | ||
ジョゼフ・カントルーブ (1879-1957) / ファブリス・ピエール編曲 | ||
12 | La Delaïssado (La Délaissée) - extrait de « Chants d'Auvergne » | |
捨てられた女 ~オーヴェルニュの歌 第2集より 第4曲 | ||
Jean-Michel DAMASE (1928-2013) | ||
ジャン=ミシェル・ダマーズ (1928-2013) | ||
13 | Variations « Early Morning » | |
アーリー・モーニング変奏曲 | ||
Bernard ANDRÈS (1941-) | ||
ベルナール・アンドレス (1941-) | ||
14 | Narthex | |
ナルテックス |
Recording : 29 April - 1st May 2019, Sagamiko Community Center, Kanagawa prefecture, Japan2019年4月29日~5月1日、神奈川県立相模湖交流センターホール Recording engineer : Kotaro Yamanaka / 山中耕太郎 (Rec-Lab)
フルートとハープ。モーツァルトの協奏曲でもおなじみの、この楽器の組み合わせから生まれる極上の響きは、とりわけ18世紀以降のフランスで人気を博し、2つの楽器のために数多くの作品が生まれてきました。このアルバムでは、ともにパリ音楽院で学んだフルートの瀬尾和紀とハープの福井麻衣が共演、「フランスのエッセンス」を知り尽くした2人が多彩な響きを音色を駆使し、フランス近代のデュオ作品を心行くまで聴かせています。 アルバムの収録曲は、どれもフルートとハープのための基本的なレパートリーですが、作曲家の生年をほぼ追って並べられた1曲1曲には、強いこだわりと優れたセンスが感じられます。サン=サーンスやフォーレのふんわりとした優しい曲から、随所に東洋的な雰囲気も含むラヴェルやサティ、ハープの特殊奏法がふんだんに用いられた「ナルテックス」まで、19世紀から20世紀フランス近代音楽の流れも体験できることでしょう。 お互いの個性を尊重しながら、対話と主張を繰り広げる瀬尾と福井の演奏は、聴き手の心をはるか遠い世界へといざないます。(NAXOS JAPAN)