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About Me

The label "Virtus Classics" started in 2013, which was originally founded in 2010 as "Les Ménestrels" by flutist Kazunori Seo, to be particular about the selection of works, performance and sound recordings. Focusing on the chamber music to shed light on new aspects of music through not widely known masterpieces and unusual arrangements.

2010年、フルーティスト瀬尾和紀が創設したクラシック音楽レーベル「レ・メネストレル」は、2013年に新たに「ヴィルトゥス・クラシックス」と名前を変え、 選曲から演奏、録音に至るまで全てにこだわり抜いたレーベルとして、珍しい録音を中心に室内楽曲に焦点を当て、フルートの作品に留まらず、知られざる佳作や珍しい編曲を通して音楽の新たな側面に光を当てています。

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Biedermeier
Wien 1820

ビーダーマイヤー
~ウィーン1820~

Artist(s) :

Kazunori Seo, flute
Shunsuke Matsuo, guitar
瀬尾 和紀(フルート)
松尾 俊介(ギター)

Information :

Release Date : 30 July 2021
Barcode : 4589538693008
Label : Virtus Classics, VTS-010
Media : CD-AUDIO
Recording format : 24bit / 176.4kHz

Recorded contents :

Mauro Giuliani (1781-1829) : Gran Duetto Concertante, Op. 52
Franz Schubert (1797-1828) : Arpeggione-Sonate, D821
Mauro Giuliani (1781-1829) : Grand duo concertant, Op. 85
Franz Schubert (1797-1828) : Schwanengesang, D957: No.4, Standchen

マウロ・ジュリアーニ協奏大二重奏曲 Op. 52
フランツ・シューベルトアルペジョーネ・ソナタ D821
マウロ・ジュリアーニ協奏大二重奏曲 Op. 85
フランツ・シューベルトセレナード D957

Recording Data :

17-19 November 2020, Sagamiko Community Center, Kanagawa prefecture, Japan
2020年11月17日~19日、神奈川県立相模湖交流センターホール

Recording engineer : Kotaro Yamanaka / 山中 耕太郎 (Rec-Lab)

Producer : Kazunori Seo

Online Shopping (CD) :

AMAZON (Japan) | タワーレコード | HMV (Japan) | 楽天

Streaming :

Naxos Music Library (Global) | ナクソス・ミュージック・ライブラリー (Japan)

愉悦の音楽 ― これぞ逸品!
何気ない旋律に隠された熟練の技

タイトルの「ビーダーマイヤー」とは、家庭の団欒や身の回りの食器や家具などに関心を向け、簡素で心地よいものを好み、日常的な生活に喜びを見い出すといった、19世紀前半のドイツやオーストリアを中心に流行した風潮のこと。このアルバムでは、当時活躍した2人の作曲家、ジュリアーニとシューベルトの作品に焦点をあて、その作品を瀬尾と松尾が温かい音色で描き出しています。
マウロ・ジュリアーニはウィーンで活躍した南イタリア出身の作曲家。数多くのギター作品を残し、ギターという楽器の地位と、演奏技術を確立したことで知られています。現代、彼の作品を耳にする機会が少ないのは残念ですが、アルバムに収録された2つの「協奏大二重奏曲」を聴けば、その魅力に開眼する人も多いことでしょう。2人の奏者は持てる技術を最大に駆使しながらも、決して競うことはなく親密な空気を醸し出しています。
かたや親しい友人たちとの交流をことのほか大切にしていたシューベルト、彼の作品はまさに「心の喜び」を見出すのにふさわしいものばかり。このフルートとギターで奏されるアルペジョーネ・ソナタでは、2つの楽器の音色が溶け合い、絶妙な雰囲気を醸し出します。余韻深いセレナーデも聴きどころ。
「身の回りのものに喜びを見い出すこと」は、今の時代にも共通することであり、この素晴らしいアルバムからも、大きな喜びを見い出すことができるのではないでしょうか?
(NAXOS JAPAN)