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The label "Virtus Classics" started in 2013, which was originally founded in 2010 as "Les Ménestrels" by flutist Kazunori Seo, to be particular about the selection of works, performance and sound recordings. Focusing on the chamber music to shed light on new aspects of music through not widely known masterpieces and unusual arrangements.

2010年、フルーティスト瀬尾和紀が創設したクラシック音楽レーベル「レ・メネストレル」は、2013年に新たに「ヴィルトゥス・クラシックス」と名前を変え、 選曲から演奏、録音に至るまで全てにこだわり抜いたレーベルとして、珍しい録音を中心に室内楽曲に焦点を当て、フルートの作品に留まらず、知られざる佳作や珍しい編曲を通して音楽の新たな側面に光を当てています。

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Tonal Twilights
Schoenberg Transfigurations

シェーンベルク初期作品集

Artist(s) :

Nicolas Dautricourt, violin
Bertrand Raynaud, cello
Kazunori Seo, flute
Nicolas Baldeyrou, clarinet
Jong-hwa Park, piano (only Transfigured Night)
Laurent Wagschal, piano
ニコラ・ドートリクール(ヴァイオリン)
ベルトラン・レイノー(チェロ)
瀬尾 和紀(フルート)
ニコラ・バルデイルー(クラリネット)
パク・ジョンファ(ピアノ)
ローラン・ヴァグシャル(ピアノ)

Information :

Release Date : 27 March 2013
Barcode : 4562240279067
Label : Virtus Classics, VTS-001
Media : CD-AUDIO & STREAMING
Recording format : 24bit / 88.2kHz

Recorded contents :

Arnold Schoenberg (1874-1951)
- Verklärte Nacht, Op. 4 (arr. E. Steuermann for violin, cello and piano)
- Ein Stelldichein (fragment)
- Kammersymphonie No. 1, Op. 9 (arr. A. Webern for flute, clarinet, violin, cello and piano)

アルノルト・シェーンベルク
- 浄められた夜 Op. 4(E. シュトイアーマンによるピアノ三重奏編)
- 逢い引き(断片)
- 室内交響曲 第1番 Op. 9(A. ウェーベルンによるフルート、クラリネットとピアノ三重奏編)

Recording Data :

4 & 6-7 December 2011, MS&AD Shirakawa Hall, Nagoya, Japan
2011年12月4、6~7日、MS&AD 三井住友海上しらかわホール(名古屋)

Recording engineer : Yukio Kojima (Kojima recordings, Inc.) / 小島 幸雄(コジマ録音)
Piano tuner : Koichi Mitsuda / 光田 弘一
Piano : Steinway D, No.529210

Producer : Kazunori Seo

甘やかに崩壊する響き
その脆き瞬間を、しなやかに描き出す

19世紀末から20世紀初頭にかけて…。これほどまでに音楽が爛熟した時は他にないでしょう。ワーグナーの半音階進行が音楽を優しく蕩けさせ、彼の意志を継いだマーラーやR.シュトラウスらによって、その柔らかくなった表皮と肉片が少しずつ剥がされていく様子を、当時の聴衆たちは、かすかな腐臭と共に感じていたのです。 いよいよ響きが壊されていくにつれて現れてきたのは、予想もつかなかった「十二音、無調」という冷たくも美しい音楽でした。そこには甘やかな響きはなく、厳しい規律を伴った音の建築物だったのです。しかし、心ある人はそこにもまた「冴えた美しさ」を見出し、その構造を究めていく道を選んだのです。 このアルバムには、そんな時代の変わり目に生まれた一連の音楽…シェーンベルクの傑作が3曲収録されています。演奏しているのは、実力派フルーティスト瀬尾和紀を中心としたアーティストたち。彼の才能に惚れ込んで集まった各々の奏者たちの火花散る演奏は、凛としながらも限りない優しさも内包しています。シェーンベルクってこんなに素敵だったんだ…。 聴く人全てにこの感動をお届けします。
(NAXOS JAPAN)