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The label "Virtus Classics" started in 2013, which was originally founded in 2010 as "Les Ménestrels" by flutist Kazunori Seo, to be particular about the selection of works, performance and sound recordings. Focusing on the chamber music to shed light on new aspects of music through not widely known masterpieces and unusual arrangements.

2010年、フルーティスト瀬尾和紀が創設したクラシック音楽レーベル「レ・メネストレル」は、2013年に新たに「ヴィルトゥス・クラシックス」と名前を変え、 選曲から演奏、録音に至るまで全てにこだわり抜いたレーベルとして、珍しい録音を中心に室内楽曲に焦点を当て、フルートの作品に留まらず、知られざる佳作や珍しい編曲を通して音楽の新たな側面に光を当てています。

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Sergei Rachmaninov
Cello Sonata & Piano Sonata No. 2

ラフマニノフ
チェロ・ソナタ&ピアノ・ソナタ No. 2

Artist(s) :

Zéphyrin Rey-Bellet, cello
Aya Matsumoto, piano
ゼフィラン・レイ=ベレ(チェロ)
松元 あや(ピアノ)

Information :

Release Date : 17 November 2023
Barcode : 4589538692438
Label : Virtus Classics, VTS-023
Media : CD-AUDIO

Recorded contents :

Sergei Rachmaninov (1873-1943) : Cello Sonata in g minor, Op. 19
Sergei Rachmaninov (1873-1943) : Vocalise, Op. 34, No. 14
Sergei Rachmaninov (1873-1943) : Piano Sonata No. 2 in b-flat minor, Op. 36 (rev. 1931)

セルゲイ・ラフマニノフチェロ・ソナタ ト短調 Op. 19
セルゲイ・ラフマニノフヴォカリーズ Op. 34-14
セルゲイ・ラフマニノフピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op. 36(1931年改訂版)

Recording Data :

16-18 August 2022, Higashi Hiroshima Arts & Culture Hall, Hiroshima Prefecture, Japan
2022年8月16~18日、東広島芸術文化ホール くらら 大ホール

Recording engineer : Tak Sakurai / 櫻井 卓(Pau)
Recording format : DSD 2.8MHz
Piano tuner : Takumi Kawai / 川井 卓美(浜松ピアノ社)
Piano : Steinway D

Producer : Kazunori Seo

Online Shopping (CD) :

AMAZON (Japan) | タワーレコード | HMV (Japan) | 楽天

Streaming :

Naxos Music Library (Global) | ナクソス・ミュージック・ライブラリー (Japan)

若き演奏家が奏でる、美しくも哀愁漂うラフマニノフ

松元あやの演奏は、楽譜から新たな価値を創造していこうというスタンスではなく、今までに積みあげられてきた演奏の歴史、すなわち聴取の歴史に立ち会って動いた「自らの琴線」の一瞬一瞬から、新たな聴衆に丁寧にはたらきかけていくような音楽だ。全体として雄大な情景や巨大な熱量を題材とした音楽であっても、松元はその熱量自体のコントラストを描こうとはしない。むしろ通常はそうした熱量に呑まれてしまいがちな宇宙の小さな気まぐれにも、ひらめきと大きな情感をもって一つ一つ対峙していこうとするスタンスが、人々の共感を呼ぶところなのではないだろうか。
(菊地 裕介)

若きピアニスト、松元あやとチェリスト、ゼフィラン・レイ=ベレが奏でるラフマニノフの作品集。これまでも数多の名演が存在するこれらの曲を、2人は全く臆することなく、自らの歌を高らかに歌い上げています。
チェロ・ソナタでの、たっぷりとしたルバートに支えられたチェロの旋律を美しく彩るピアノの調べ。これは決して強く主張するのではなくとも余韻を残す歌い方が印象的。ヴォカリーズもまた然り。チェロとピアノの対話が心行くまで楽しめます。圧巻は松元のソロで聴く「ピアノ・ソナタ第2番」。冒頭から溢れるような激情とともに雪崩落ちるピアノの響きは耳を捉えて離すことがありません。濃厚な音楽の中にラフマニノフ特有の哀愁も漂う名演といえるでしょう。
(NAXOS JAPAN)